――全ては、数秒の出来事だった。
絶望がすぐそこまで迫っていた。
メッサーが撃ちだした魔導弾の射線上にバァルは蹲っている。
鉛のように重い体。指一本動かすのでさえ全力を必要とする。
全身は傷だらけ。痛まない箇所などない。体中の皮膚をはぎ取られた感覚。
明確で絶対で確実な『死』が眼前にある。
それは何かの決まり事のようにゆっくりと、ゆっくりと迫り来る。
ゆるやかに流れる時間の中、ただ一つ思考のみが激しく巡る。
死ぬ。このままでは死ぬ。最悪の純度を誇る『魔』を最大まで圧縮したアレを受ければ、肉体はおろか魂までもが瞬間で消滅してしまう。
それは、完璧な死。完全なる終わり。
もう笑うことも泣くことも出来ない。
もう誰かと語ることも触れることも出来ない。
それは、独りですら無い、真の孤独。
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とまぁまたも懲りずに一場面の妄想だけで一本書いてみようと企んでみて書き始めたんですが、これがまぁそこそこ楽しくて筆が進むもので三十分では終わらないため中断してそのまま載っけてしまえ、という魂胆な今日の日記ですよ。(長い言い訳
まー明日あたり完成させます故、もったりとお待ちをば。
何かのクライマックス的な感じで書きたいなーと思ってでっち上げたお話です。すぐ終わります。落としどころをまだ見つけていないのが当面の、そして最大の問題ですかね。てへりこ。イベリコ。豚。
ほーんじゃ寝ます! お疲れ様っしたまた明日っすグッバァアァァァアァアァァアアァァァアアアアァアァァァァアアイ!!
by kyo-orz
| 2007-08-05 06:30
| 文字語り